2020年4月19日日曜日

自宅受講のススメ(英文読解編)

マナビス生の皆さん、こんにちは。


自宅で学習している皆さんに今日は英文読解(解釈)の学習(復習)の仕方を紹介します。
英文読解・解釈や英語読解総合のテキストを使用して「英文解釈」をしてください。
入試英語で一番重要な分野は「英文解釈」です。
最近の入試は英文が長くなる傾向にあります。
この傾向に伴い、「速読」や「スキャニング(拾い読み)」という言葉が流行りますが、1つの英文を正確に読むのに苦労しているのに、このような技に走るのは絶対にダメです。
1つの英文を正確に訳せる力を身に付けるためには、「英文解釈」をしっかり行うのが必要不可欠です。
「英文解釈」にどれくらい時間をかけるかで、「英語力」が決まります。


それでは「英文解釈」ではどういうことを行っていくのかを4つに分けてお話します。


まず1つ目は「①構文を正確にとる」ということです。
「構文を正確にとる」というのは、SVSVCSVOや前置詞のカタマリ、接続詞のカタマリ、関係詞のカタマリをきっちりチェックしていくということです。
この作業が一番重要です!


2つ目は「②和訳する」ことです。構文の次は日本語訳です。
「単語をつないだだけ」の日本語訳ではなく「構文を意識しながら」の和訳を書くか、時間がなければ声に出して言ってみてください。


3つ目は「③解説熟読」です。
授業中に先生が言っていたポイントなど、皆さんはノートにまとめて書いてあると思います。
単にノートに書いてあることをダラダラ読んでしまうと「なんとなく」で終わってしまいます。
次からはこういうことを考えて読めばいいのか」とチェックしながら、1文1文英語に戻って読んでください。
英文解釈は「構文」をチェックするために行うので、「SVなど)構文が理解できたか」を最優先に取り組んでください。
「和訳の自然さ」にはさほどこだわらなくても構いません。
ある程度、意味が合っていれば結構です。


最後の4つ目は「④英文熟読と音読」です。
まず「英文熟読」ですが、「英文➡日本文➡英文×4回」という順番で勉強してください。
大半の人が、「英文➡和訳➡解説」で次の問題にいってしまいますが、これでは「定着」しません。
英文そのものを理解」しないと真の英語力はつきません!必ず「英文➡日本文➡英文×4回」という順番で終わるようにしてください。
また「音読」ですが、「英語を英語のまま理解できる力」を養うために行います。
英文解釈で理解した英文を何度も音読して脳の隅から隅まで染み込ませます。目標は1つの英文を「最低30回」音読します。
1日に30回する必要はなく、複数日に分けても大丈夫です。
例えば、1日5回と決めると「5回×6日=30回」と6日間で終了します。
何度も同じ英文を繰り返し読んでいくうちに、英語のまま処理できるようになり、英文を目で見ながら、意味がどんどん浮かぶようになります。
もちろん、これは時間がかかることですが、「英語を英語のまま理解できる力」を養うためには必ず音読を行ってください。


この「英文解釈」で皆さんの英語力が向上することを願っています。




河合塾マナビス アドバイザー