2020年4月30日木曜日

自宅受講のススメ(英文法編~その2~)

自宅で学習している皆さんに今日は英文法の学習(復習)の仕方第2弾を紹介します。

英文法・語法のテキストを使用して「人称変更読み」、「時制変更・助動詞変更読み」、「疑問文音読」・「否定文音読」をしてみてください。

「人称変更読み」とは、「主語を2人称や3人称に変えて読み上げていく音読」です。
「時制変更・助動詞変更読み」とは、「be動詞や一般動詞を現在・過去・未来の文に変えたり、助動詞を変えたりして読み上げていく音読」です。
「疑問文変更読み」、「否定文変更読み」はその名の通り「疑問文否定文にして読み上げていく音読」です。

テキストのWARM UPEXERCISE、チェックテスト、習得度テストで間違えた問題を使ってやってみましょう。


(例)私たちは彼女を世界有数の偉大な歌手だと思っている。

   We regard her as one of the greatest singers in the world.

例えば、この例文を使って「時制変更読み」で主語を3人称に変えると「He(or She) regards her as one of the greatest singers in the world.」となります。
そして、この英文を使って「時制変更・助動詞変更読み」の未来の文に変えると「He will regard her as one of the greatest singers in the world.」となり、助動詞の「can」の文に変えると「He can regard her as one of the greatest singers in the world.」となります。
また、この英文を使って「疑問文変更読み」にすると「Can he regard her as one of the greatest singers?」となります。

いかがでしょうか?このようにどんどん変えていってトレーニングしていきます。

変えた英文でも最低「10回」は音読してください。英文を使いこなすための「型」をしっかり固めることができます。

ただ、注意してほしいのは、このような音読を毎回する必要はないということです。時間があり、余力がある時に行ってみてださい。
基本は以前紹介した英文法の学習(復習)の仕方をメインに取り組んでいってください。皆さんの力に少しでも役に立てれば幸いです。頑張ってください(^^)/

河合塾マナビス アドバイザー

2020年4月29日水曜日

自宅受講のススメ(漢文編)

今回は漢文についてお伝えします。

皆さん、漢文についてこのように感じていませんか?

「入試での配点が低いからあまり時間を掛けたくないなぁ」
「後回しにして直前でやればいいやぁ」

確かに、漢文は共通テストや国公立大(主に文学部)の二次試験で出題されるぐらいで、現代文や古文と比べると出題されたとしても配点は低いです。でも、実は入試においてはこの漢文での得点がアドバンテージとなるケースもあります。決して後回しにせずに、配点が低いからこそ、早めに仕上げることも一つの戦略でもあります。

さて、ここで原点に立ち返ってみましょう。

そもそも漢文とは我々にとっては外国語のひとつ中国語です。そう、昔に書かれた中国語の文章です。まずはこの認識を持ちましょう。漢文読解法である「訓読」とは、漢文を当時の日本語(=古文)を用いて直訳するというユニークな読解法です。この訓読をマスターする事が漢文の勉強といえます。
また、漢文も外国語ですので、英語と同様に「語彙力・文法力」が必要となります。また、文章の構造も英文と似ている部分も多いです。SVOの語順になっている・修飾語+被修飾語の語順になっているetc

漢文を学習するうえで重要なことは
①漢文を読んだときに分からない漢字は必ず漢和辞典を引いて意味を調べる
②文法(句形)をインプットしたら、それをアウトプット(覚えた句形が含まれる漢文の問題を解く)する
ことです。

句形が身についていない状態での読解の演習は、単語や文法を覚えていないのに英語の長文を読むことと同じことです。地道にコツコツと①②をやっていくのが一番の近道です。

このように「実は案外時間が掛かってしまう」のが、後回しにされがちな漢文という科目。後回しにすると入試直前期に自分を苦しめる可能性があるので、国公立大を志望する人や私大入試で必要な人は、早めに着手することをお勧めします。


河合塾マナビス アドバイザー

2020年4月28日火曜日

自宅受講のススメ(公民編)

今日は公民についてお伝えします。


まず、公民すべてに共通して言えることは、キーワードだけの暗記ではない!ということです。キーワードだけ覚えていても、その用語についての理解がなければ、選択肢は選べません。(地歴やほかの教科にも共通するところでもありますね)
単なる用語の1問1答の暗記では得点につながりません。
科目ごとにポイントを少しまとめましたのでぜひ参考にしてみてください。

 

①倫理
思想の問題に苦手意識がある人も多いのではないでしょうか?ここでは、思想家に着目して、何をテーマとしたのか、どんな問題意識からその思想に至ったのか、その思想がのちにどうなったのか、の3点を理解することを意識してみてください。

 

②政治経済・現代社会
基本事項を暗記したうえで内容と背景を理解する必要があります。法律ができた理由・事件が起きた背景についてetc)
た、用語を説明できるようになると選択肢も選びやすくなります。(需要と供給のグラフが説明できる・物価が上がると金利がなぜ上がるのかetc

 

授業を聞いてノートに書くだけでは、用語を理解し暗記する作業はなかなか進まないかもしれません。そこで、授業を受けた後、授業の内容を要約して説明できるようにノートをまとめる、復習をするときに授業を繰り返し自分で再現できるので、理解も進みますよ。

 

次に、問題演習時のポイントです。
選択肢の誤文は細部にあることが多いので、一見正解と思うかもしれません。そこで、問題を解くときには解答の根拠をしっかりと残しておいて、見直しのときに間違えた個所に線を引いて、その下に正しい記述を残しておきましょう。すると、今自分が使えている知識も分かって、問題の傾向もつかめるようになると思います。

 

公民は勉強が後手後手になってしまいがちですが、決して量が少ない科目ではありません。コツコツと積み重ねて得点源にしていきましょう!

 

 

河合塾マナビス アドバイザー

2020年4月27日月曜日

自宅受講のススメ(ルーティン編)


マナビス生のみなさん、こんにちは!

自宅で過ごす日々が続き、なかなか勉強に集中できない人も増えてきているのではないでしょうか?

そんな方々に役立てるような情報を今回はお届けします!

というわけで、今日は「ルーティンの確立」についてお伝えします。 

 

「ルーティン」とは、決まったタイミングで行う同じ動作のことを言います。

スポーツ選手が行っているイメージが強いと思います。例えば、有名所を挙げると、

 

・フィギュアスケート:羽生結弦選手の演技前の十字を切るポーズ

・ラグビー:五郎丸選手のキック前に行う指を揃えるポーズ

・体操:内村航平選手の跳馬前に右手を伸ばし、左手でトントンとする動作

 

など様々です。元メジャーリーガーのイチロー選手は1日の生活全体をルーティン化しているそうです!長くなってしまうのでここでは割愛させていただきますが。

ルーティンはよく儀式的なものだと思われていますが、自身の集中力を高めるのに効果的だと言われています。実際に心理学においても、パフォーマンスの強化・向上につながることが明らかになっています。現にイチロー選手のルーティン化は「すべては野球で最高の結果を出すため」に行っていると言われています。

 

有名なスポーツ選手を例に挙げましたが、このようなルーティンは勉強にも取り入れることができます。

例を挙げると、

 

・勉強開始前にコーヒーを1杯飲んでから始める

・自分のやる気が起きるような曲を1曲聴いてから始める

・軽い運動を行ってから始める

 

などなど、自身が勉強モードに入るきっかけにできそうなことを探してみてください。これと決まっていることはないので、自分に合ったものであれば大丈夫です!

場合によっては日々の勉強だけでなく受験本番にも生かせるかもしれません。

ルーティンは勉強前の動作だけでなく、その環境目標など、学習習慣にも役立てることができます。

 

環境において例を挙げると、勉強に関係ないものを机の周りから取り除くことです。人は楽な方を選ぶという心理があるので、それを利用してつい手が伸びて勉強の妨げになってしまうものは遠ざけて、勉強に使うものを手元におき、勉強に取り掛かれる状態を作りましょう。自身の周りに物が少ないほど、1つのことに対する集中力は向上すると言われています。

 

目標に関して例を挙げると、まず、ページ数や問題数などの「ゴール地点」と、何時までまたは何時間勉強するかといった「時間」というそれぞれ2つの目標を決めましょう!そうすることで、その日の明確な目標を捉えることができます。仮にゴール地点まで解ききれなかったとしても、決めた時間までやりきったという達成感を得ることができます。その際、ノートに日付と時間、どこまで進んだかを記録しましょう!それにより、次の目標設定に生かすことができます!

 

いかがだったでしょうか?

今回は「ルーティンの確立」をテーマにしてお伝えさせていただきました!

勉強モードに入るのに時間がかかったり、日々の勉強の集中力にばらつきがあったりする人もいるかと思いますが、「ルーティン」はさまざまな場面で活用することができると思いますので、是非、参考にしていただければ幸いです!

 

河合塾マナビス アドバイザー

2020年4月26日日曜日

自宅受講のススメ(物理編)


今回は物理についてお伝えします。

 

物理は『現象を数字(数式)で表す科目』と言っても過言ではありません。

その為には数学は不可欠です。問題を解くには数学の知識「三角比(sinθ、cosθ、tanθ)、三角関数、ベクトル」が必要となります。物理を勉強する人はこれらの範囲は特に力を入れて、数学の授業を受けるようにしましょう。数学としても重要な単元ですので、一石二鳥ですね。

 

『何となくわかった気がする』が、実際に問題を解こうとすると手が動かない。こんな経験ありませんか?

その原因は「わかった気」になっているからです。もう少し詳しく言うと、ある現象についての曖昧な部分がある状態といえます。

具体的に力学でいうと、「静止している物体に働く力」を全て図示できますか?

何故その力は発生し、どこの力とつり合っているか説明できますか?

これらが一つでも欠けると答えには絶対にたどり着きません。

 

 


↑は見たことあると思います。

教科書に記載されていますし、テキストの基本例題にもありますよね。説明を聞いたら分かったとなるでしょう。でも、実際に手を動かして書いてみて「この力とこの力がつり合っているから静止しているんだ!」と本当の意味で理解できるまで取り組むことが必要です。

それを続けていくと、物理って簡単だね!って成れるはずです。

 

実際に授業の予習では、問題で示されている現象や問題文から読み取れる状況を丁寧に大きな図で描き表わしてみてください。これだけで物理の授業を受けた時の理解度は格段に伸びますよ。初めて見る問題でも自分なりに問題で何を問われているかを意識してから授業を受ければ、きっと物理に興味が沸いてきて好きな科目になるはずです。

 

河合塾マナビス アドバイザー

2020年4月25日土曜日

自宅受講のススメ(数学~計算編その2~)

マナビス生のみなさん、こんにちは!

今回は20日に告知していた数学の計算のコツについてお伝えしようと思います。

 

☆計算のコツについて☆

20日のブログでミスを少なくすることに関してはお伝えしましたが、その部分にも触れながら、コツをお伝えします。

 

まずは↓の平方完成の式変形を見てください。

 

すごく丁寧に変形していて、このやり方だとほぼミスはしないと思います。

ただ、このやり方に慣れている人は、時間に追われて計算をしないといけない場合に対応できるでしょうか?

 

このやり方の欠点は『書く量が多い』ということです。

共通テストや模擬・定期試験など限られた時間やスペースで解答しないといけない場合、慌てているがために書き間違う可能性が高くなります。また、時間も余分に取られます。

 

まず結論から言うと、計算のスピード正確性を上げるにはある程度の暗算能力が必要です。

と言っても、そろばん1級レベルとかそんなのではありません。

分数の暗算がややこしかったら余白にメモをしたり、一つずつ要素(↓の例だと符号・分母・分子のことです)に分けて考えれば、そこまで難しいことではありません。

 


もしかすると↑の様なやり方のだと初めはより時間が掛かったり、ミスも多くなってしまうかもしれません。ただ結論の通り、ある程度は暗算できるようにならないとスピードも正確性も上がりません。

 

一方で、上記とは矛盾することになるかもしれませんが、マナビスの授業では時間の制約の問題もあり、数学や理科の講座では一部の式変形の途中式や計算を省略している部分があります。この部分は、自分で要らなくなった紙などを利用して、必ず手を動かして変形や計算を行ってください。(特に授業中に『この式はどうやって出しているの?』など『?』と少しでも思った部分は必ずです!)

こうした普段からの『コツコツ』が、計算ミスを少なくし、能力・スピード・正確性を養うための第一歩となります。

 

前回の記事でもお伝えしましたが、字・図・グラフは大きく・正確に書くことを心掛け、そこにプラスして暗算も今日からは少しずつ取り入れてみてください!

 

 

河合塾マナビス アドバイザー

2020年4月24日金曜日

自宅受講のススメ(リスニング編)

今日はリスニングの学習(復習)の仕方を紹介します。

 

みなさん、英文読解・解釈や英語読解総合の講座では英文音声をマナビスのホームページ(www.manavis.com)からダウンロードできることは知っていますか?知らなかった人は必ずダウンロードしてください。このダウンロードした音声を使って「リスニング力」を鍛えていきます。

 

まずは、まねして音読」です。

文字のごとく、英文をリピートする方法です。一度、集中して流れてくる音声を聞いてください。

 

その時に、

1.「どこで切れているかの確認

→意味のかたまり〔前置詞のかたまり、接続詞のかたまり、関係代名詞のかたまりなどにスラッシュ〔/〕を入れる。

例えば、「The woman / who is speaking English over there / is their English teacher.」とスラッシュを入れる。

2.「リエゾンの確認

→2つの単語の音がつながって発音がかわること。例えば、make aは「メイク」「ア」ではなく、「メイカ」となる

3.「強弱のリズム

→文中の強弱、つまり単語の強弱は意識する。

に気をつけて聞いてください。

この確認の後、音声と同じように発音してみてください。

 

「まねして音読」が終わったら次はシャドーイング」です。「音声を止めることなく、追いかけるように音読しましょう。

 

「シャドーイング」が終わればRead and Look up」です。これは音声を聞きません。英文(1文ずつ、もしくは意味のかたまり〔前置詞・接続詞・関係代名詞のかたまりなど〕)を見て、いったん頭に留めます。英文から目を離し、天井などを見ながら(もしくは、目をつぶりながら)頭に留めた英文を発音します。そして次の英文に移って、最後までこれを繰り返します。初めは少し難しいと思うかもしれませんが、だんだんと慣れてくると思います。

 

いよいよ最後です。英文法の学習の仕方でも紹介した瞬間音読」の「英語から日本語」を行います。無理に行う必要はありませんが、余力がある人は「日本語から英語」をチャレンジしてみましょう。結構難しいと思いますが、実践してみる価値はあります!

 

以上が、リスニングの学習(復習)の仕方です。それぞれ①~④とも、「5分」を目安に実践してみてください。

皆さんの力に少しでも役に立てれば幸いです。頑張ってください。応援しています(^^)/

 

河合塾マナビス アド